引き続きリハビリ中。
原宿お出かけから一日おいて、本日は吉祥寺の街に買い物に繰り出した。途中2度の休憩を挟んで、正味3時間。こんなに長い時間歩き回るのは初めてのこと。でもまだ食欲は以前のようには湧いてこない。口寂しくなるので、甘いものや果物はちょくちょく食べているけれど。
仕事の再開時期と復帰の仕方はまだ決めていない。初めは半日ずつでもいいからと言われているので、いきなり全面復活ではなく、早めに少しずつ出勤して慣らしていく方向で検討中だ。お正月が開けたら、挨拶がてら一度職場に行ってみようと思っている。
今日は無印でプラスチックの化粧箱を買ってきた。病院では皆、看護師さんお手製の薬箱に薬の袋を立てて保管していたのでその代用品として。お年寄りには、結核以外の朝昼晩の薬も入れておくことができるように、3つの小さなポケット箱が付いたカラフルな薬箱になっていた。便利だからと鼻歌さんは家に貰っていったそうだ。鼻歌さん、一人暮らしだけど、間違えずにちゃんと飲んでいるかなー。
Monday, December 28, 2009
48日目
少しずつリハビリ中。
昨日は午前中の暖かな時間に、連れ合いと一緒に近所のスーパーまで歩いてお買い物に行ってきた。退院1日目なので、午後は溜まっていたビデオを観て、ほとんど部屋から動かずに過ごす。
今日は朝食とDOT(S)ののちベッドにUターン。午前中しっかり寝てエネルギーをためておき、午後から原宿までシルク・ドゥ・ソレイユ「コルテオ」を観に出かけた。
久々の電車とものすごい人混みだったけれど、日々のお茶会の成果もあってか、あまり疲れは感じなかった。表参道のイルミネーションも思いがけず見れて大満足。念のため夕食だけ買ってまっすぐ帰宅。
夜風が強くて冷たかった。入院していた間に、すっかりマフラーと手袋の季節になっていたことを、あらためて実感。
昨日は午前中の暖かな時間に、連れ合いと一緒に近所のスーパーまで歩いてお買い物に行ってきた。退院1日目なので、午後は溜まっていたビデオを観て、ほとんど部屋から動かずに過ごす。
今日は朝食とDOT(S)ののちベッドにUターン。午前中しっかり寝てエネルギーをためておき、午後から原宿までシルク・ドゥ・ソレイユ「コルテオ」を観に出かけた。
夜風が強くて冷たかった。入院していた間に、すっかりマフラーと手袋の季節になっていたことを、あらためて実感。
Saturday, December 26, 2009
46日目
朝食後、プライマリーナースさんと最後のDOT(S)を行い、精算をして白ベルトをハサミで切ってもらう。お世話になった皆さんにさよならをしてついに退院。
マクドナルドでコーヒーを買って久々の我が家へ。夕方まで自宅で大人しく過ごし、夜はSizzlerで快気祝いをしてもらった。夜の風にあたるのは入院以来初めてのことだ。
次回の再診は1月末。今後は毎朝、連れ合いに立ち会ってもらってDOT(S)を行い、保健所から送られてくるカレンダーに日々の内服を記録、定期的に記録を送付することになる。
ちなみに一人暮らしの場合は、近所の保健師さんや薬剤師さんにDOT(S)を行ってもらったり、空袋をとっておいて保健所でカウント、サインしてもらうなど、なんらかの形で第三者に内服終了まで見守ってもらえるよう病院や保健所であらかじめ相談して決めているようだ。
入院費用は600円だった。今後は毎月千円程度の薬代がかかるとのこと。
自宅に戻るとほんとに足が少し筋肉痛になっていた。ときどき時計を見ては、今ごろ食事前のお茶を注ぎに行っているなとか、ご飯食べ終わった頃だな・・などと、まだまだ病院のスケジュールで身体が回っている感じがする。
マクドナルドでコーヒーを買って久々の我が家へ。夕方まで自宅で大人しく過ごし、夜はSizzlerで快気祝いをしてもらった。夜の風にあたるのは入院以来初めてのことだ。
次回の再診は1月末。今後は毎朝、連れ合いに立ち会ってもらってDOT(S)を行い、保健所から送られてくるカレンダーに日々の内服を記録、定期的に記録を送付することになる。
ちなみに一人暮らしの場合は、近所の保健師さんや薬剤師さんにDOT(S)を行ってもらったり、空袋をとっておいて保健所でカウント、サインしてもらうなど、なんらかの形で第三者に内服終了まで見守ってもらえるよう病院や保健所であらかじめ相談して決めているようだ。
入院費用は600円だった。今後は毎月千円程度の薬代がかかるとのこと。
自宅に戻るとほんとに足が少し筋肉痛になっていた。ときどき時計を見ては、今ごろ食事前のお茶を注ぎに行っているなとか、ご飯食べ終わった頃だな・・などと、まだまだ病院のスケジュールで身体が回っている感じがする。
Friday, December 25, 2009
45日目
出ないと思っていたクリスマスケーキが、今日のお昼に出たー。これが結構美味で大好評。
本日はお富さんが元気に退院。続いて今度は別室から外国人の若い女性が移って来た。今は咽喉にチューブが入っているため話はできないが、日本人のご主人の話ではフィリピンの方だとか。明日はわたしの後にキムさんがB棟から移ってくる予定なので、いっきに国際色豊かな部屋に。
長かった入院生活もいよいよ今日で最後。入院からちょうど1ヶ月半というのは、フルコースタイプの中では、比較的短い期間で退院できるほうのようだ。自宅に持ち帰る薬をもらったり、いろんな書類にサインをしたり、荷物を片付けたりして、最終日はあわただしく過ぎた。薬は4種類のうち2種類をあと2週間ほど、残りの2種類は5月まで内服する。
もちろん最後のお茶会も楽しく終了。2ヵ月半いたワッキーさんも、ようやく来週前半の退院が決まった。キムさんは1月中旬、重症だったナミさんも2月には退院を予定している。キムさんが韓国から戻ってきたら、皆でご飯を食べにいくことになった。貴重な仲間なので(笑)
Thursday, December 24, 2009
44日目
Wednesday, December 23, 2009
43日目
年末の届出は早めに提出するようにとのことだったので、一応年越しの外泊届けを出しておくことにした。今週の回診の時には先生はそろそろ退院を考えているとのことだったけれど、結局は塗沫検査の結果次第なので、あとどのくらい病院で暮らすのかはまだ白紙の状態。
どのみち普通の生活に戻るには、退院後2~3週間くらいはリハビリが必要だし、当分は無理をしない生活にしないといけないらしい。
昨日の冬至は夕食にカボチャが出た。今日は祝日なのでお赤飯。それなりに考えているのね。年越しには夜食が特別に出て、みかんとたい焼きが配られるらしい。クリスマスのケーキは出ないそうなので、お菓子のチョコケーキでお茶パーティかな。
どのみち普通の生活に戻るには、退院後2~3週間くらいはリハビリが必要だし、当分は無理をしない生活にしないといけないらしい。
昨日の冬至は夕食にカボチャが出た。今日は祝日なのでお赤飯。それなりに考えているのね。年越しには夜食が特別に出て、みかんとたい焼きが配られるらしい。クリスマスのケーキは出ないそうなので、お菓子のチョコケーキでお茶パーティかな。
Tuesday, December 22, 2009
42日目
ワッキーさんは今日は自宅にお泊り。ナミさんもいつも週末は車で迎えに来るボーイフレンドの家で過ごしている。顔見知りの男の子もこの間自宅に戻って髪を切って戻ってきていた。年末までに退院できないときは、わたしも年越しくらいは外泊届を出してみようかなと思っている。
外出・外泊には用紙の提出とドクターから許可が必要だ。門限は20時。今のところ門限を破るような人をわたしは知らないけれど、無断外出や外泊も結構あるそうだ。
他にもルール破りがいろいろ起こるらしく、先日もA棟でベッドの下にお酒の空き瓶を隠していた人がいて、看護師さんに思いっきり怒られていたらしい。
二日ぶりでキムさんと話をする。昨日はたくさん泣いて目が腫れたとのこと。でもこうしてお菓子をつまみながら皆で話をしていると「時間が早く進んでいいデスネ~」と嬉しそうだ。だいぶ元気が戻ったようで良かった。
年末に向けて、今週は祭日を挟み3日連続で塗沫(とまつ)検査を行っている。最近は咳がほとんどなくなっているため、痰を出すのも一苦労になってきた。さてどんな結果になるかな~。
外出・外泊には用紙の提出とドクターから許可が必要だ。門限は20時。今のところ門限を破るような人をわたしは知らないけれど、無断外出や外泊も結構あるそうだ。
他にもルール破りがいろいろ起こるらしく、先日もA棟でベッドの下にお酒の空き瓶を隠していた人がいて、看護師さんに思いっきり怒られていたらしい。
二日ぶりでキムさんと話をする。昨日はたくさん泣いて目が腫れたとのこと。でもこうしてお菓子をつまみながら皆で話をしていると「時間が早く進んでいいデスネ~」と嬉しそうだ。だいぶ元気が戻ったようで良かった。
年末に向けて、今週は祭日を挟み3日連続で塗沫(とまつ)検査を行っている。最近は咳がほとんどなくなっているため、痰を出すのも一苦労になってきた。さてどんな結果になるかな~。
Monday, December 21, 2009
41日目
身支度を整えて朝からスタンバること数時間、午後2時になってようやく気管支鏡検査の順番が回ってきた。前回とは病院が違うため、麻酔の薬や使用する機器のタイプが異なり、今日使った麻酔スプレーが大きかったので、途中で何度かおえっと戻してしまった。
検査自体は、咳き込むことも息が吸えずにパニックに陥ることもなく、あっという間に終了。心配されていた気管支狭窄は現時点では起こっておらず、順調に回復して気管支もだいぶきれいになっているとのことだった。
結構強い安定剤を打ったために、車椅子で部屋に戻ったときはまだ朦朧としている真っ最中。「ただいま~」と頑張って口を開いてみたけれど、咽喉の麻酔が掛かかっているのでヨーデルみたいな声になる。「どうだった~?」と聞かれるも、回答不能。そのままベッドに転がり、しばらく夢の中へどぼん。夕方ようやく正気を取り戻し、うがいもそこそこに、半日分の栄養を摂るべく、残しておいてもらった昼食を平らげた。
そんな訳で今日はお茶会どころではなかったのだけれど、参加してきたワッキーさんたちの話によると、キムさんのところに保健所と通訳の人が来て、結核治療期間分のビザの延長が認められないため、退院したら自国に戻って向うの病院で薬を処方してもらうようにと言われ、おまけに今日の痰検査の結果がプラスマイナスだったために退院が先になる見込みで、ますます帰国まで日数が無くなってしまうと、すっかり取り乱していたとのことだった。
なんでも韓国では結核に対する印象がとても悪く、感染者は周囲から偏見の目で見られ、すでに治っていても病歴に記入すると就職にも差し障るとのことで、日本とはだいぶ事情が異なるようなのだ。一人の人からの情報なのでなんとも言えないけれど、このあたりのお国事情は多分にありそう。気の毒に。
お富さんが今週末に退院、ワッキーさんも来週前半に退院見込みとなった。二人とも痰検査ではどうしてもプラスが出てしまうため、培養検査で4週マイナスであれば退院という判断基準のほうで退院日を決定することになったそう。
検査自体は、咳き込むことも息が吸えずにパニックに陥ることもなく、あっという間に終了。心配されていた気管支狭窄は現時点では起こっておらず、順調に回復して気管支もだいぶきれいになっているとのことだった。
結構強い安定剤を打ったために、車椅子で部屋に戻ったときはまだ朦朧としている真っ最中。「ただいま~」と頑張って口を開いてみたけれど、咽喉の麻酔が掛かかっているのでヨーデルみたいな声になる。「どうだった~?」と聞かれるも、回答不能。そのままベッドに転がり、しばらく夢の中へどぼん。夕方ようやく正気を取り戻し、うがいもそこそこに、半日分の栄養を摂るべく、残しておいてもらった昼食を平らげた。
そんな訳で今日はお茶会どころではなかったのだけれど、参加してきたワッキーさんたちの話によると、キムさんのところに保健所と通訳の人が来て、結核治療期間分のビザの延長が認められないため、退院したら自国に戻って向うの病院で薬を処方してもらうようにと言われ、おまけに今日の痰検査の結果がプラスマイナスだったために退院が先になる見込みで、ますます帰国まで日数が無くなってしまうと、すっかり取り乱していたとのことだった。
なんでも韓国では結核に対する印象がとても悪く、感染者は周囲から偏見の目で見られ、すでに治っていても病歴に記入すると就職にも差し障るとのことで、日本とはだいぶ事情が異なるようなのだ。一人の人からの情報なのでなんとも言えないけれど、このあたりのお国事情は多分にありそう。気の毒に。
お富さんが今週末に退院、ワッキーさんも来週前半に退院見込みとなった。二人とも痰検査ではどうしてもプラスが出てしまうため、培養検査で4週マイナスであれば退院という判断基準のほうで退院日を決定することになったそう。
Sunday, December 20, 2009
40日目
コーヒーの自販機に行ったついでに玄関の外に出てみた。この間よりも寒くなさそうなので、きょろきょろしながら敷地内を彷徨い、病院の裏側に回ってみる。写真は病室を裏側から撮ったところ。
敷地自体は広いけれど、別棟がいくつかあってぐるっと1周することは出来なさそうだった。建物に沿ってペタペタとスリッパで戻る。風が吹くとやっぱり寒さが厳しい。今度はダウンジャケットを持ってきてもらおう。それに靴もちゃんと履いてこよう。。
明日は朝一でお風呂に入り、朝食抜きで気管支鏡検査の順番待ちをする予定。大勢検査する人がいるそうなので、今夜はしっかり夕食を食べておいた。前回の検査のときは、夜に高熱が出たので、そうならないといいけれど。
Saturday, December 19, 2009
39日目
白ベルトになると4FのB棟エリア以外をマスクなしで歩いてよいため、A棟の女性陣は午後の安静時間のあとはロビーのソファでお茶会を毎日している。白ベルトだけれどベッドコントロールのためにまだB棟にいるキムさんも加わって、今日もお菓子をつまみながら暗くなるまでお喋り。
お茶会に参加するようになって少しずつお菓子を食べ始めたら、もう止まらない。ひとりでテレビを見ながらもついつい食べるようになってしまった。キムさんの体重増加も3キロを超えたそうなので気をつけなくちゃ。
先日騒いでいたお年寄が昨晩も大きな声で看護師さんを呼んでいた。寝入りばなだったし、一度経験済みなので今度は驚かなかったけれど、前回よほど叱られたのか、「もし助けていただけるのなら、助けてくださーい」とやけにへりくだった表現になっていたのがおかしかった。
今日は男性が3人退院したらしい。どうりで午前中は廊下が騒がしかった。きっとまたB棟からのベッドの移動もあるのだろうな。
お茶会に参加するようになって少しずつお菓子を食べ始めたら、もう止まらない。ひとりでテレビを見ながらもついつい食べるようになってしまった。キムさんの体重増加も3キロを超えたそうなので気をつけなくちゃ。
先日騒いでいたお年寄が昨晩も大きな声で看護師さんを呼んでいた。寝入りばなだったし、一度経験済みなので今度は驚かなかったけれど、前回よほど叱られたのか、「もし助けていただけるのなら、助けてくださーい」とやけにへりくだった表現になっていたのがおかしかった。
今日は男性が3人退院したらしい。どうりで午前中は廊下が騒がしかった。きっとまたB棟からのベッドの移動もあるのだろうな。
Friday, December 18, 2009
38日目
入院生活が長いナミさんは朝と午後に1度ずつ、ばっちり着込んで敷地内の散歩に出かける。今朝は富士山がきれいだったと戻ってきたので、午後売店に行ったついでに、今日は風景写真でも撮って載せようかしらと、パーカーを羽織って玄関から数歩外に出てみるも、あまりの寒さにUターン。見た目よりもずっと寒いのね。
白ベルトになって日の浅いわたしは、何か1つ作業をするたびに横になりたくなる。習慣もあるかもしれないけれど、体力がずいぶん落ちていることを感じる。ワッキーさんも1ヶ月前と先週とでは、自宅へ戻ったときの疲労度が格段に違ったと言っていた。入院して2ヶ月が過ぎた今は宿泊をしてきても大丈夫だったけれど、1ヶ月前に外出したときは、2~3時間自宅で過ごしただけでぐったりとしてしまい、これでは仮に家に戻ることができても普通の生活をするのは難しいと思ったそうだ。
今飲んでいる薬のうち、2ヶ月間服用すれば終了するものもあり、薬の種類が減ると身体的にもだいぶ楽になるらしい。これから1ヶ月は無理をしないで少しずつ体力を取り戻していかなくては。外出しただけで筋肉痛にもなるそうなので、もう少し元気になったら歩くこともしないとね。
白ベルトになって日の浅いわたしは、何か1つ作業をするたびに横になりたくなる。習慣もあるかもしれないけれど、体力がずいぶん落ちていることを感じる。ワッキーさんも1ヶ月前と先週とでは、自宅へ戻ったときの疲労度が格段に違ったと言っていた。入院して2ヶ月が過ぎた今は宿泊をしてきても大丈夫だったけれど、1ヶ月前に外出したときは、2~3時間自宅で過ごしただけでぐったりとしてしまい、これでは仮に家に戻ることができても普通の生活をするのは難しいと思ったそうだ。
今飲んでいる薬のうち、2ヶ月間服用すれば終了するものもあり、薬の種類が減ると身体的にもだいぶ楽になるらしい。これから1ヶ月は無理をしないで少しずつ体力を取り戻していかなくては。外出しただけで筋肉痛にもなるそうなので、もう少し元気になったら歩くこともしないとね。
Wednesday, December 16, 2009
37日目
男性陣とはあまり交流が無いので最近になって入ってきた情報なのだけれど、B棟には8年も入居している人がいるそうだ。寝たきりではないそうなので、多分何度かすれ違ったことがある人なのだろうと思う。50メートルくらいしかない廊下といくつかの部屋があるだけのあの密閉された空間に、そんなに長いこと暮らしているなんて。
その方も耐性菌で、何年も効く薬が見つからなかった。ナミさんが飲み始めた薬も含めて、結核の新しい薬何種類かができたのは、ほんのここ2~3年のことらしいのだ。すでにA棟に移っている顔見知りの男性もやはり耐性菌で数ヶ月B棟に留まっていたとのこと。
まもなくクリスマスなので、ロビーで流しているクリスマスの音楽がお部屋にも聞こえてくる。前は雑音のない世界だったので、こんなことでもちょっと新鮮。
年末が押し迫ってきたせいか、皆の帰りたいコールが一段と増してきた。先生も看護師さんも言葉を選びつつ対応に苦慮している。帰りたいと訴えるほうも、訴えられるほうも、どちらも気の毒だ。
気管支鏡検査は月曜日に行うことになった。今度は気管の状態をチェックするだけの正味3分くらいの簡単な検査だそうだ。
その方も耐性菌で、何年も効く薬が見つからなかった。ナミさんが飲み始めた薬も含めて、結核の新しい薬何種類かができたのは、ほんのここ2~3年のことらしいのだ。すでにA棟に移っている顔見知りの男性もやはり耐性菌で数ヶ月B棟に留まっていたとのこと。
まもなくクリスマスなので、ロビーで流しているクリスマスの音楽がお部屋にも聞こえてくる。前は雑音のない世界だったので、こんなことでもちょっと新鮮。
年末が押し迫ってきたせいか、皆の帰りたいコールが一段と増してきた。先生も看護師さんも言葉を選びつつ対応に苦慮している。帰りたいと訴えるほうも、訴えられるほうも、どちらも気の毒だ。
気管支鏡検査は月曜日に行うことになった。今度は気管の状態をチェックするだけの正味3分くらいの簡単な検査だそうだ。
36日目
「誰かーっ、誰か来てーっ」という叫び声で目が覚める。あたりはまだ暗い。耳をそばだてると、看護師さんっぽいパタパタ歩き回っている音がする。しばらくすると、さらに声が大きくなり、「誰か助けてーっ。死んじゃうよーっ」と言っている。さすがにどうしたものかと思っていると、まもなくご近所から叱りつけるような声がした。すると声のトーンが少し落ちて、「誰か助けてよう」みたいに遠慮がちになったので、死にそうってほどじゃないみたいだなと思っていると、6時になって採血をする看護婦さんがガタガタとワゴンを揺らして部屋にやってきた。
電気がついて、ちくっと針を刺されてはっきり目が覚める。遠くのほうから看護師さんの長々とお説教している声が聞こえる。病室のドアが全部開放されているので、B棟では何重もの扉の向こう側に位置していた寝たきりのお年寄りの個室部屋の音が、こちらの廊下のほうまでよく響いてくるのだ。「初めての夜なのにびっくりしたでしょう」とワッキーさんたちが言う。以前にもひとり大騒ぎをする人がいたらしく、皆は結構慣れっこになっているらしい。
3回目の痰の検査の結果は「プラスマイナス」だった。惜しい。出ている菌は微量なので、まあまた来週検査をやって検討しましょうということに。しかしそうやってもう少しもう少しといっているうちに、ワッキーさんやお富さんはA棟に2ヶ月近くも留まることになってしまった。
結核菌はしつこい。しつこいので半年薬を飲み終えても、まだ完全には退治できていない場合もあるらしい。特に6ヶ月薬を飲み終えた後の半年間に再発する可能性が高いそうで、期間中に何度か薬を飲み損なってしまったり、もう大丈夫と少し早めに内服を切り上げたりすると再発のリスクも高まるそうだ。
電気がついて、ちくっと針を刺されてはっきり目が覚める。遠くのほうから看護師さんの長々とお説教している声が聞こえる。病室のドアが全部開放されているので、B棟では何重もの扉の向こう側に位置していた寝たきりのお年寄りの個室部屋の音が、こちらの廊下のほうまでよく響いてくるのだ。「初めての夜なのにびっくりしたでしょう」とワッキーさんたちが言う。以前にもひとり大騒ぎをする人がいたらしく、皆は結構慣れっこになっているらしい。
3回目の痰の検査の結果は「プラスマイナス」だった。惜しい。出ている菌は微量なので、まあまた来週検査をやって検討しましょうということに。しかしそうやってもう少しもう少しといっているうちに、ワッキーさんやお富さんはA棟に2ヶ月近くも留まることになってしまった。
結核菌はしつこい。しつこいので半年薬を飲み終えても、まだ完全には退治できていない場合もあるらしい。特に6ヶ月薬を飲み終えた後の半年間に再発する可能性が高いそうで、期間中に何度か薬を飲み損なってしまったり、もう大丈夫と少し早めに内服を切り上げたりすると再発のリスクも高まるそうだ。
Monday, December 14, 2009
35日目
朝の回診時に気管支鏡検査を行うことを告げられる。またあれをやるのかと思うと気が重い。
看護師さんが午前中に来て「話聞いてる?」というので、ええ、もうやるんですかと言ったら、お部屋の移動だった。聞いてません~。荷物をすべてベッドに載せて、キムさんたちにさよならをしてA棟へ。ちなみに気管支鏡検査は曜日が決まっているらしいので今週後半か来週前半のどちらかあたりになりそう。
同じお部屋になった3人の女性のうち2名はすでに顔見知りだ。
ひとりはわたしとおなじ気管支結核で入院した元気な主婦のワッキーさんで、B棟ではジャッキーさんと同室だった人。5歳と9歳のお子さんがいて、昨日から1泊で外泊中。
もうひとりは例のB棟に9ヶ月もいたという若いナミさん。点滴を2日に1回しなくてはならないため退院は2月になる予定だ。入院期間が長くなるということで、借りていた家はとうに引き払ってしまったため、退院するときは家探しから始めないといけないという。
初めてお目にかかった3人目の方は70歳くらいのお富さんで、彼女もB棟ではジャッキーさんと同じ部屋だった。
ワッキーさんもお富さんも、A棟に移ってからもう2ヶ月近くになるらしい。なかなか痰がマイナスにならずまだ退院できずにいるとのことだった。もう人にうつす可能性はほとんどないそうで、先生たちも年末が近いから、そろそろ帰宅させてあげようかという話にはなっているらしい。
そんなわけで、ついに念願のA棟暮らしになったわけだけど、B棟と比べるとこちらはずいぶん古くてキタナイ。各部屋のドアはすべて開け放してあって、ドアの前に目隠しのカーテンが下がっているだけなので、廊下の音が筒抜け。ホールとの間のガラスの自動ドアも開けっ放し。こちらは気圧コントロールをしていないようで、そういえばB棟では常に聞こえていた空調の音がしない。B棟にいた顔見知りの人もいるし、今までお目にかかったことの無い方々もいる。新参者なのでしばらく様子見。
看護師さんが午前中に来て「話聞いてる?」というので、ええ、もうやるんですかと言ったら、お部屋の移動だった。聞いてません~。荷物をすべてベッドに載せて、キムさんたちにさよならをしてA棟へ。ちなみに気管支鏡検査は曜日が決まっているらしいので今週後半か来週前半のどちらかあたりになりそう。
同じお部屋になった3人の女性のうち2名はすでに顔見知りだ。
ひとりはわたしとおなじ気管支結核で入院した元気な主婦のワッキーさんで、B棟ではジャッキーさんと同室だった人。5歳と9歳のお子さんがいて、昨日から1泊で外泊中。
もうひとりは例のB棟に9ヶ月もいたという若いナミさん。点滴を2日に1回しなくてはならないため退院は2月になる予定だ。入院期間が長くなるということで、借りていた家はとうに引き払ってしまったため、退院するときは家探しから始めないといけないという。
初めてお目にかかった3人目の方は70歳くらいのお富さんで、彼女もB棟ではジャッキーさんと同じ部屋だった。
ワッキーさんもお富さんも、A棟に移ってからもう2ヶ月近くになるらしい。なかなか痰がマイナスにならずまだ退院できずにいるとのことだった。もう人にうつす可能性はほとんどないそうで、先生たちも年末が近いから、そろそろ帰宅させてあげようかという話にはなっているらしい。
そんなわけで、ついに念願のA棟暮らしになったわけだけど、B棟と比べるとこちらはずいぶん古くてキタナイ。各部屋のドアはすべて開け放してあって、ドアの前に目隠しのカーテンが下がっているだけなので、廊下の音が筒抜け。ホールとの間のガラスの自動ドアも開けっ放し。こちらは気圧コントロールをしていないようで、そういえばB棟では常に聞こえていた空調の音がしない。B棟にいた顔見知りの人もいるし、今までお目にかかったことの無い方々もいる。新参者なのでしばらく様子見。
Sunday, December 13, 2009
34日目
2回目の痰の検査もマイナスになった。むぷぷ。発疹や発熱に負けずに頑張った甲斐があったわ。
しかし入院予定の2ヶ月にはまだ遠く及ばないので、3回目の検査でプラスになっても落ち込まないようにねと言われる。先生的には最低でも1ヵ月半くらいは病院で拉致しておきたいらしい。
今日も1Fに下りてみた。この間のような気が遠くなる感じは無かったので、売店からちょっと足を伸ばしてコーヒーも買って、余裕で部屋に戻る。
A棟の女性陣と立ち話。今日ついに鼻歌さんが退院となったそうだ。B棟に新しい入居者は毎日のように入ってきているけれど、男性ばかり。やっぱり女性は少ない。
しかし入院予定の2ヶ月にはまだ遠く及ばないので、3回目の検査でプラスになっても落ち込まないようにねと言われる。先生的には最低でも1ヵ月半くらいは病院で拉致しておきたいらしい。
今日も1Fに下りてみた。この間のような気が遠くなる感じは無かったので、売店からちょっと足を伸ばしてコーヒーも買って、余裕で部屋に戻る。
A棟の女性陣と立ち話。今日ついに鼻歌さんが退院となったそうだ。B棟に新しい入居者は毎日のように入ってきているけれど、男性ばかり。やっぱり女性は少ない。
Saturday, December 12, 2009
Friday, December 11, 2009
32日目
3度3度のがっつりご飯に辟易しているために、お菓子をもらったり買ったりしてもたまっていくばかりで一向に無くならない。美味しく食べられるのは一日にほんの少しの果物程度。いい加減在庫を消化しなくちゃと、差し入れのお菓子を食べてみたけれど、ちょっと油っぽかったので半分食べたところでギブアップ。いまいち美味しくない。薬のせいもあるのかな。
なんとなくまだ歩き回る気にならないので、今日もベッドで一日を過ごす。でもちゃんと安静にしているせいか、日々咳がぐっと減ってきてるのが嬉しい。皆一様に、いつ退院できるか、どうなれば退院できるのかという話をしているけれど、わたしはあまり気にならなくなった。別に特別早くなくてもいいから、しっかり治して退院できればいいっかなー、と思う今日このごろ。
なんとなくまだ歩き回る気にならないので、今日もベッドで一日を過ごす。でもちゃんと安静にしているせいか、日々咳がぐっと減ってきてるのが嬉しい。皆一様に、いつ退院できるか、どうなれば退院できるのかという話をしているけれど、わたしはあまり気にならなくなった。別に特別早くなくてもいいから、しっかり治して退院できればいいっかなー、と思う今日このごろ。
31日目
今朝は二度寝。ぼーっとしながら朝ごはんを食べて、また夢の中へ。起きたら昼食の10分前だった。外の気温が急に下がったせいかな。
フロアーはだいたい25度くらいに保たれているので、長袖の薄手のTシャツ1枚で深夜でも廊下を歩きまわれる。それでも今日のように外がとても寒い日は、若干全体の気温が下がるのかもしれない。
各部屋の掃除は毎日入るし、カーテンや寝具もこまめに取り替えられるなど、環境にはとても配慮された病院だと思う。エアコン口などの掃除も定期的にあるし、お掃除担当の方がフロアーに常時いて、どこかを常に掃除している状態なので、全体的に埃も少なく、トイレも匂わずとても快適だ。ちなみにここは、菌が外部に洩れないように各部屋と各エリアはそれぞれ少しずつ減圧になっているそうだ。
キムさんも午前中寝ていたらしく、お昼の掛け声でやっと起きてくる。ほんとに皆、食べては寝ての生活。でも適当に食べていればいいわたしたちはまだ良い。
オグラさんは糖尿病も持っているため、食事をちゃんと摂らなければならないのだが、運動不足と内服薬の影響とで食欲が落ちてしまった。いくら快適でも、これだけ生活エリアを制限されると、歩くことを日課にしている糖尿病の人には辛い環境だと思う。血糖値が下がると看護婦さんに、ちゃんとご飯を食べなきゃダメよと言われる。糖尿のお薬を飲んでいるので食べないと低血糖になってしまうのだそうだ。先生も来て、しばらくお薬を停めることになった。大変だなあ。
フロアーはだいたい25度くらいに保たれているので、長袖の薄手のTシャツ1枚で深夜でも廊下を歩きまわれる。それでも今日のように外がとても寒い日は、若干全体の気温が下がるのかもしれない。
各部屋の掃除は毎日入るし、カーテンや寝具もこまめに取り替えられるなど、環境にはとても配慮された病院だと思う。エアコン口などの掃除も定期的にあるし、お掃除担当の方がフロアーに常時いて、どこかを常に掃除している状態なので、全体的に埃も少なく、トイレも匂わずとても快適だ。ちなみにここは、菌が外部に洩れないように各部屋と各エリアはそれぞれ少しずつ減圧になっているそうだ。
キムさんも午前中寝ていたらしく、お昼の掛け声でやっと起きてくる。ほんとに皆、食べては寝ての生活。でも適当に食べていればいいわたしたちはまだ良い。
オグラさんは糖尿病も持っているため、食事をちゃんと摂らなければならないのだが、運動不足と内服薬の影響とで食欲が落ちてしまった。いくら快適でも、これだけ生活エリアを制限されると、歩くことを日課にしている糖尿病の人には辛い環境だと思う。血糖値が下がると看護婦さんに、ちゃんとご飯を食べなきゃダメよと言われる。糖尿のお薬を飲んでいるので食べないと低血糖になってしまうのだそうだ。先生も来て、しばらくお薬を停めることになった。大変だなあ。
Wednesday, December 9, 2009
30日目
本日はレントゲン検査。前回は看護師さんの監視付だったけれど、もう白ベルトなので受診カードだけ渡されてひとりで何日ぶりかの1Fへ。
午後なので1Fは比較的空いている。レントゲンを撮ってから、売店をウロウロ。ココナッツサブレとカフェオレを買った。慣れない空間の広がりと4Fでは感じられない人いきれになんとなく気が遠くなり、すぐに専用のエレベーターに乗って病室に戻る。
1Fと4Fは専用の直行エレベーターで繋がっていて、エレベーターの中にはでっかい空気清浄機?のようなものが設置されている。普通のエレベーターも一応止まるけれど、患者はマスクをかけて、専用エレベーターのほうに乗ることとされている。
入院してちょうど1ヶ月なのでレントゲン検査をしたのかな。
ちなみに今までの検査は以下のような感じ。
入院時:レントゲン、CT、採血、検痰、便、尿、心電図
1~3日:検痰、朝昼晩検温
8日目:採血
15日目:採血、検痰
22日目:採血、検痰
29日目:採血、検痰
30日目:レントゲン
22日目の検痰で初めて菌がマイナスになったとのことだった。テレビの撮影中に初めて聞いたので、先生が適当に台詞を作ったのかと思って、さっきのホントですか?とあとで聞き直したらホントとのこと。
でもお天気が悪かったり、掃除が入ったりすると、まだ咳き込むことがあるので、自覚症状的にはもう少しって感じかな。
午後なので1Fは比較的空いている。レントゲンを撮ってから、売店をウロウロ。ココナッツサブレとカフェオレを買った。慣れない空間の広がりと4Fでは感じられない人いきれになんとなく気が遠くなり、すぐに専用のエレベーターに乗って病室に戻る。
1Fと4Fは専用の直行エレベーターで繋がっていて、エレベーターの中にはでっかい空気清浄機?のようなものが設置されている。普通のエレベーターも一応止まるけれど、患者はマスクをかけて、専用エレベーターのほうに乗ることとされている。
入院してちょうど1ヶ月なのでレントゲン検査をしたのかな。
ちなみに今までの検査は以下のような感じ。
入院時:レントゲン、CT、採血、検痰、便、尿、心電図
1~3日:検痰、朝昼晩検温
8日目:採血
15日目:採血、検痰
22日目:採血、検痰
29日目:採血、検痰
30日目:レントゲン
22日目の検痰で初めて菌がマイナスになったとのことだった。テレビの撮影中に初めて聞いたので、先生が適当に台詞を作ったのかと思って、さっきのホントですか?とあとで聞き直したらホントとのこと。
でもお天気が悪かったり、掃除が入ったりすると、まだ咳き込むことがあるので、自覚症状的にはもう少しって感じかな。
Tuesday, December 8, 2009
29日目
白いリストベルトに変わった。
マスクして1Fにも行けるようになったのだけれど、今日はあまりお天気も良くないので、ひとまず目で見て楽しむだけに。
ビフォー

アフター
志村さんのあとに今度は60歳代といった感じの小柄な色黒の女性が入ってきた。寧々さんは退院。人がめまぐるしく変わる。
皆で寧々さんをBエリアの角までお見送りする。キムさんが「早くミンナ出て、病院カラッポ。ダレモイナクナル(のがいいよねえ)」と言う。「ほんとねえ、頑張りましょー」と言い合いながらぞろぞろ部屋に戻る。
新しい入居者オグラさんは、通院で内服治療をしていたが、2週間目に発疹と発熱が急に出て、内服を中止することになり、入院。一部を別の薬に切り替えることになった。新しい薬は2日に1回、筋肉注射で投与する。経口からの投与では効果が得られない薬なのだと思うけれど、ずっと注射を打ち続けなければならないというのも辛い。
マスクして1Fにも行けるようになったのだけれど、今日はあまりお天気も良くないので、ひとまず目で見て楽しむだけに。
ビフォー
アフター
志村さんのあとに今度は60歳代といった感じの小柄な色黒の女性が入ってきた。寧々さんは退院。人がめまぐるしく変わる。
皆で寧々さんをBエリアの角までお見送りする。キムさんが「早くミンナ出て、病院カラッポ。ダレモイナクナル(のがいいよねえ)」と言う。「ほんとねえ、頑張りましょー」と言い合いながらぞろぞろ部屋に戻る。
新しい入居者オグラさんは、通院で内服治療をしていたが、2週間目に発疹と発熱が急に出て、内服を中止することになり、入院。一部を別の薬に切り替えることになった。新しい薬は2日に1回、筋肉注射で投与する。経口からの投与では効果が得られない薬なのだと思うけれど、ずっと注射を打ち続けなければならないというのも辛い。
Monday, December 7, 2009
28日目
懸案の「感受性が出た」らしい。回診のときにカルテに書いてあったようなのだけど、例によって慌しく告げられただけで、まだ白いリストベルトに変えてもらっていないので若干心もとない。
でも本日はテレビ局が入ったのでそれどころではなく、病棟は朝からばたばた。先生は台詞を噛むし、わたしは薬を飲んでむせるしで失敗の連続だったけれど、なんとかお昼過ぎに撮影終了。1月23日の夕方放送(BS朝日)だそうなのでおヒマでしたら見てみてね。
昨日は志村さんが退院していった。85歳だけれど、冴えてる面白いおばあさんだった。お元気で~。明日には寧々さんも退院になる予定。
でも本日はテレビ局が入ったのでそれどころではなく、病棟は朝からばたばた。先生は台詞を噛むし、わたしは薬を飲んでむせるしで失敗の連続だったけれど、なんとかお昼過ぎに撮影終了。1月23日の夕方放送(BS朝日)だそうなのでおヒマでしたら見てみてね。
昨日は志村さんが退院していった。85歳だけれど、冴えてる面白いおばあさんだった。お元気で~。明日には寧々さんも退院になる予定。
Sunday, December 6, 2009
27日目
結核は贅沢病と言われる。贅沢病というと通風が思い浮かぶけれど、病気にかかってしまった後の治療が、昔はとにかく栄養を取って寝るだけの生活のためそう呼ばれていた。
薬が開発された今もそのあたりは変わっていないようで、食べて寝て食べて寝ての繰り返しだ。食事はできるだけ全部食べるようにといわれているし、毎食ごとの食べた割合も申告させられる。キムさんは「わたしのタイジュウ、2シュウカンで2キロフエマシタ・・」と嘆いている。
寧々さんが痰からも胃液からも菌を検出できなかったため、いったん退院になる見込みになった。周囲にうつさないようであれば、治療は通院でということらしい。
薬が開発された今もそのあたりは変わっていないようで、食べて寝て食べて寝ての繰り返しだ。食事はできるだけ全部食べるようにといわれているし、毎食ごとの食べた割合も申告させられる。キムさんは「わたしのタイジュウ、2シュウカンで2キロフエマシタ・・」と嘆いている。
寧々さんが痰からも胃液からも菌を検出できなかったため、いったん退院になる見込みになった。周囲にうつさないようであれば、治療は通院でということらしい。
26日目
師走に入ったけれど週末の病院は特に変わりない。このところ年末なので懇親会などのお誘いメールをいただくけれど、「結核なもんで・・」と戻すと大変驚かれるくらいだ。
ジャッキーさんたちA棟組の女性陣と、共有スペースで遭遇したのでしばらく立ち話をする。
ジャッキーさんは来週水曜日に退院するそうだ。ジャッキーさんと一緒にいた女性は、わたしのベッドの前の住人で、入院後2週間で感受性が出て、ジャッキーさんを追い越して早々にA棟に移ったのだけれど、その後、痰の菌がマイナスにならず、あとから移って来たジャッキーさんのほうが先に退院になった。ちなみに鼻歌さんはまだ。
「B棟は一日が長いでしょう、早くA棟においで~」と言われる。はい、行きたいです。
彼女の同室には、B棟に9ヶ月いた若い女性がいて、その人は重症患者として他の病院から移ってきた人なのだそうだ。そもそも病院を訪れたのが遅かったことが重症化の原因なのだけれど、転院後B棟から移るのに9ヶ月もかかってしまったのは、耐性菌だったことによるそう。
感染した菌によっては、薬の効かない耐性結核菌の場合がある。結核研究所などで、そうした薬への耐性を持つ菌への新薬を開発しているそうなのだが、たまたま作られていた新薬が彼女の菌に効くことが分かって、ようやく白いリストバンドに変わり、近ごろA棟に移ったとのことだった。
わたしも症状的には良くなっている気がするけれど、感受性が出るまでは耐性菌かどうかははっきりしないので怖い。4種飲んでいるうちのすべての薬に対して感受性が出ないと完全には結核菌を退治することができないそうで、他は効いているのだが1つだけが合わないという場合もあるということだった。
ジャッキーさんたちA棟組の女性陣と、共有スペースで遭遇したのでしばらく立ち話をする。
ジャッキーさんは来週水曜日に退院するそうだ。ジャッキーさんと一緒にいた女性は、わたしのベッドの前の住人で、入院後2週間で感受性が出て、ジャッキーさんを追い越して早々にA棟に移ったのだけれど、その後、痰の菌がマイナスにならず、あとから移って来たジャッキーさんのほうが先に退院になった。ちなみに鼻歌さんはまだ。
「B棟は一日が長いでしょう、早くA棟においで~」と言われる。はい、行きたいです。
彼女の同室には、B棟に9ヶ月いた若い女性がいて、その人は重症患者として他の病院から移ってきた人なのだそうだ。そもそも病院を訪れたのが遅かったことが重症化の原因なのだけれど、転院後B棟から移るのに9ヶ月もかかってしまったのは、耐性菌だったことによるそう。
感染した菌によっては、薬の効かない耐性結核菌の場合がある。結核研究所などで、そうした薬への耐性を持つ菌への新薬を開発しているそうなのだが、たまたま作られていた新薬が彼女の菌に効くことが分かって、ようやく白いリストバンドに変わり、近ごろA棟に移ったとのことだった。
わたしも症状的には良くなっている気がするけれど、感受性が出るまでは耐性菌かどうかははっきりしないので怖い。4種飲んでいるうちのすべての薬に対して感受性が出ないと完全には結核菌を退治することができないそうで、他は効いているのだが1つだけが合わないという場合もあるということだった。
Thursday, December 3, 2009
25日目
昨夜も寝つきが悪かったので、今日の午前中は熟睡してしまった。
午後はばっちり目が冴えていたので、お風呂タイムまで天井を見ながら、皆であーでもないこーでもないと話をして過ごす。
それぞれのエリアはカーテンでぐるりと仕切ってあって、いつも皆はカーテン越しに声だけで会話をしている。自分的にはそのほうが落ち着くというのもあるけれど、歩いてみるとどの部屋もそうなので、病気が病気だけに、カーテンで空間を仕切るほうがなんとなく良いような気が、皆もするのかもしれない。
志村さんの退院日が来週の月曜日になった。A棟への移動前に退院日が決まったので、リストベルトもブルーのままだ。ただし今後半年近く結核の薬を内服しなければならないので、自宅でもDOT(S)を行うよう、退院時には家族に来てもらってドクターと一緒にミーティングを行うとのことだった。
午後はばっちり目が冴えていたので、お風呂タイムまで天井を見ながら、皆であーでもないこーでもないと話をして過ごす。
それぞれのエリアはカーテンでぐるりと仕切ってあって、いつも皆はカーテン越しに声だけで会話をしている。自分的にはそのほうが落ち着くというのもあるけれど、歩いてみるとどの部屋もそうなので、病気が病気だけに、カーテンで空間を仕切るほうがなんとなく良いような気が、皆もするのかもしれない。
志村さんの退院日が来週の月曜日になった。A棟への移動前に退院日が決まったので、リストベルトもブルーのままだ。ただし今後半年近く結核の薬を内服しなければならないので、自宅でもDOT(S)を行うよう、退院時には家族に来てもらってドクターと一緒にミーティングを行うとのことだった。
Wednesday, December 2, 2009
24日目
若い頃結核にかかると、高齢になったり病気をして抵抗力が落ちると再発する場合があり、志村さんもそのケースにあたるらしい。抵抗力が落ちたために少しだけ菌が出てきた状態だったので比較的症状が軽く、A棟に移る前に近々退院できる見込みだそうだ。
キムさんは自国で看護師さんをしていて、寧々さんも介護の仕事を週4日パートでしていた。もちろんはっきりした根拠はないけれど、どちらも勤務中に感染者と接触する機会はありそうな感じがする。
患者の保菌率によっても多少変わるかもしれないけれど、保健所では患者と「定期的に一定の至近距離や密閉されている空間で合計7時間以上接していた人」は追跡調査の対象になるといっていた。よほど運が悪くない限りは、すれ違った程度で感染するものではなく、ある程度濃密な接触を行うことで感染するものらしい。
業種によってはもっとシビアに対策しなければならないものも結構あるのかもしれない。保健所でもおそらく感染源と思われる先には警告を行うのだろうけれど。普通のマスクでは防げないもののため、ちゃんとしたルールみたいなものを設けないと徹底するのは難しいのだろうな。
キムさんは自国で看護師さんをしていて、寧々さんも介護の仕事を週4日パートでしていた。もちろんはっきりした根拠はないけれど、どちらも勤務中に感染者と接触する機会はありそうな感じがする。
患者の保菌率によっても多少変わるかもしれないけれど、保健所では患者と「定期的に一定の至近距離や密閉されている空間で合計7時間以上接していた人」は追跡調査の対象になるといっていた。よほど運が悪くない限りは、すれ違った程度で感染するものではなく、ある程度濃密な接触を行うことで感染するものらしい。
業種によってはもっとシビアに対策しなければならないものも結構あるのかもしれない。保健所でもおそらく感染源と思われる先には警告を行うのだろうけれど。普通のマスクでは防げないもののため、ちゃんとしたルールみたいなものを設けないと徹底するのは難しいのだろうな。
Tuesday, December 1, 2009
23日目
新しく入ってきた主婦の寧々さんは大人しくてすごく丁寧な人だ。「・・してくださいましてありがとうございます」と深々とお辞儀をする。この病院ではまだ菌が検出されていないために治療が開始されておらず、いまだにどうなるのか不安な状態が続いている。
入院となったとき「途方に暮れるとはこういうことをいうのか」としみじみ思ったそうである。咳が続いていたわけでもない寧々さんの場合は、急なことだったし、子供もいるのにご主人は出張中だしで、途方に暮れるのはもっともなことだと思う。「現実を受け入れられない自分が情けないです」と言うので、「そんなこと無い。それが普通よ」と皆で励ます。
キムさんも初めは怖くて言葉も分からないし、ひとり病室で泣いていたという。志村さんは別の病気で入院、快復して退院後10日経ってから、菌が検出されたのでもう一度入院してくださいと連絡がきた。リターンズとなって結核病棟に入ってきたという珍しいパターンだ。
わたしは診断がつくまで数ヶ月かかったために逆にはっきりして安堵した部分もあったような気がする。来週テレビの取材が入ってインタビューされるそうなので、少し頭を整理しておこう。
今日は午前中にお風呂に入ったり、何人か保健師さんが来たり、検査があったりでちょっとバタついた一日だった。調子がいいので仕事も少ししてみた。
入院となったとき「途方に暮れるとはこういうことをいうのか」としみじみ思ったそうである。咳が続いていたわけでもない寧々さんの場合は、急なことだったし、子供もいるのにご主人は出張中だしで、途方に暮れるのはもっともなことだと思う。「現実を受け入れられない自分が情けないです」と言うので、「そんなこと無い。それが普通よ」と皆で励ます。
キムさんも初めは怖くて言葉も分からないし、ひとり病室で泣いていたという。志村さんは別の病気で入院、快復して退院後10日経ってから、菌が検出されたのでもう一度入院してくださいと連絡がきた。リターンズとなって結核病棟に入ってきたという珍しいパターンだ。
わたしは診断がつくまで数ヶ月かかったために逆にはっきりして安堵した部分もあったような気がする。来週テレビの取材が入ってインタビューされるそうなので、少し頭を整理しておこう。
今日は午前中にお風呂に入ったり、何人か保健師さんが来たり、検査があったりでちょっとバタついた一日だった。調子がいいので仕事も少ししてみた。
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