入院して初めての快晴。屋上にも出ていいのだけれど、日焼け止めを塗るのが面倒なので、ぽかぽか陽のあたるベッドで入院直前に買った本を2冊いっき読み。どちらも話題になっていた日本の小説で、どちらも同じようにいまいちだった。
しかし何にも邪魔されずに没頭して読める時間というのは久しぶり。普通の生活だとこれだけまとまって好きにつかっていい時間というのは取れない。はっと気づくと電車で乗り過ごしていたり、買い物に行く時間を過ぎていたり、なんらかの弊害があるので、常に「やばい!」という意識とともに現実に引き戻される。
今日は鼻歌さんが、お薬の効果が出てきたということで、1Fの売店とお庭の散歩を許可されていた。鼻歌さんは昨夜は熱が出ていてふんふん言いながらアイスノンをもらっていたけれど、痰の中の菌が減ればとりあえず行動範囲は広がっていくらしい。
わたしも薬を飲み始めてからは微熱がしょっちゅう出るようになった。結核の症状の一つに微熱があるけれど、内服を開始するまでは無かったのでやっぱり薬を飲んでいることによる熱なのではないかと思う。せいぜい7度1分とか5分とかなのだけれど、朝も夕方も結構な確率で熱がある。それと、薬を飲み始めてから面白いことに、痰を出したときに薬の匂いがするようになった。体の中でいろいろ変化が起きているのだろうな。
病院の敷地にはたくさん木が生えている。うっすら色づき始めた木々が窓の向うに広がっている。やっぱり日焼け止めを塗って外の空気を吸いに行ってこよう。